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肺がん検査で分かったこと

·2041 words·5 mins
Table of Contents

間質性肺炎について調べる機会があったので、一般的な知識と合わせて自分の検査結果もメモしておく。もちろん最終的な判断は主治医のものであり、以下はあくまで自分用の整理である。

まず一般的な知識としてAIにまとめてもらった内容が以下。

Details

間質性肺炎(interstitial lung disease: ILD)は、**肺胞(酸素と二酸化炭素を交換する小さな袋)の壁や、その周囲の「間質」**に炎症や線維化(硬くなる変化)が起こる疾患群の総称である。単一の病気ではなく、200種類以上の疾患が含まれる。

主な症状
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初期は症状が軽いこともあるが、次のような症状が代表的である。

  • 労作時の息切れ(階段や坂道で息苦しい)
  • 空咳(痰の少ない咳)
  • 疲れやすい
  • 進行すると安静時でも息苦しい

身体所見として、医師が聴診すると「捻髪音(Velcroラ音)」と呼ばれる、マジックテープを剥がすような細かい音が聞こえることがある。

原因
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原因はさまざまで、大きく以下に分類される。

1. 特発性(原因不明)
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最も代表的なのが**特発性肺線維症(IPF)**である。

  • 主に60歳以上に多い
  • 徐々に肺が硬くなる
  • 進行性で予後に影響することがある

2. 膠原病に伴うもの
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以下の疾患に合併する。

  • 関節リウマチ
  • 全身性強皮症
  • 多発性筋炎・皮膚筋炎
  • シェーグレン症候群

3. 環境・職業曝露
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  • アスベスト
  • 鳥(鳥飼病)
  • カビ
  • 有機粉塵

これらは過敏性肺炎などの原因になる。

4. 薬剤性
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比較的よく知られる原因薬剤には

  • アミオダロン
  • ブレオマイシン
  • メトトレキサート
  • 一部の抗がん剤
  • 一部の免疫チェックポイント阻害薬

などがある。

検査
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診断では複数の検査を組み合わせる。

胸部CT(特に高分解能CT:HRCT)
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最も重要な検査である。

特徴的な所見として

  • すりガラス影
  • 網状影
  • 蜂巣肺(Honeycomb lung)

などを評価する。

肺機能検査
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肺が硬くなるため

  • 肺活量(VC)
  • 努力肺活量(FVC)

が低下する。

血液検査
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補助診断として

  • KL-6
  • SP-D
  • SP-A

などの間質性肺炎マーカーが測定される。

その他
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  • 気管支鏡検査
  • 肺生検(必要時)

治療
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原因によって異なる。

炎症が主体の場合
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  • 副腎皮質ステロイド
  • 免疫抑制薬

線維化が主体の場合
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抗線維化薬が用いられる。

  • ニンテダニブ
  • ピルフェニドン

その他
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  • 在宅酸素療法
  • 呼吸リハビリテーション
  • 禁煙
  • ワクチン接種(インフルエンザ・肺炎球菌など)

急性増悪
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間質性肺炎では、突然呼吸状態が悪化する急性増悪が起こることがある。

症状は

  • 急な息切れ
  • 酸素飽和度の低下
  • CTで新たなすりガラス影

などで、重篤になる場合がある。

予後
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予後は疾患の種類によって大きく異なる。

  • 薬剤性や過敏性肺炎では、原因を除去することで改善する場合がある。
  • 特発性肺線維症(IPF)は進行性であり、抗線維化薬により進行速度を抑えることが期待されるが、完全に治すことは現時点では困難である。
  • 膠原病関連間質性肺疾患は、原因疾患や病型によって経過が異なる。

受診の目安
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次のような症状がある場合は、呼吸器内科の受診が勧められる。

  • 数週間以上続く乾いた咳
  • 階段や坂道で以前より息切れしやすくなった
  • 健康診断で胸部X線異常を指摘された
  • 胸部CTで「間質影」「肺線維化」「すりガラス影」などを指摘された

一方で、**急激な息苦しさ、安静時でも呼吸困難がある、唇や指先が紫色になる(チアノーゼ)**といった症状がある場合は、急性増悪や重い呼吸不全の可能性もあるため、速やかな医療機関の受診が必要である。

信頼できる参考資料
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  • 日本呼吸器学会『特発性間質性肺炎診断と治療の手引き』
  • 日本呼吸器学会『間質性肺炎診療ガイドライン』
  • American Thoracic Society・European Respiratory Societyによる国際診療ガイドライン(Idiopathic Pulmonary Fibrosis, Progressive Pulmonary Fibrosis)
  • 厚生労働省 難病情報センター「特発性間質性肺炎」

自分の場合
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もともとは肺がんの検査を受けている中で、間質性肺炎の併発が分かった。血液検査と胸部CTの結果をここに記録しておく(個人が特定される情報は伏せてある)。

血液検査(基準値外の項目のみ抜粋)

検査項目結果基準範囲判定
KL-6(間質性肺炎マーカー)482 U/mL0〜499.9基準範囲内(上限に近い)
CRP0.220 mg/dL0〜0.14H(上昇)
総ビリルビン1.58 mg/dL0.4〜1.5H(わずかに超過)
血小板数134 ×10^3/μL158〜348L(やや低値)
アルブミン4.0 g/dL4.1〜5.1L(わずかに低値)
抗CCP抗体0.6 U/mL0〜4.5未満陰性域

胸部CTは約2ヶ月間隔(5月・8月)で撮影しており、右肺野に淡い陰影が指摘されている状態。

胸部CT
胸部CT。左右で撮影日が異なる比較画像。

肺がんの検査の過程で、間質性肺炎の併発の可能性が分かったという経緯である。すりガラス影か線維化かといった読影の詳細、また肺がんそのものについての所見は専門的な判断が必要なため、ここでは踏み込まない。

現時点で確定している方針としては、 8月末にしこりの摘出手術 を内視鏡(胸腔鏡)下で行う予定である。具体的な術式についてはまだ確認していない。分かったことがあれば、また追記していきたい。

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